こんにちは!
今月のブログは重川が担当いたします。
桜の季節もあっという間に過ぎ、ゴールデンウィークですね。
ちょうど良い気温で、ずっとこのままであってほしいです…
ゴールデンウィークはカレンダー通りお休みをいただきます。
お薬やご飯は足りますでしょうか?
ご不便をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。
先月、お休みをいただいてインドネシアに旅行に行ってきました。
(気温差や旅の疲れの影響なのか、帰国してから体調を崩してばかりで、皆様やスタッフにたくさんご迷惑をかけました。)
インドネシアで、日本と違うなぁと1番感じるのは、野良犬さんが当たり前に街中にたくさんいることです。
野良犬さんなのか、飼い犬さんなのかは不明ですが、とにかく街中に首輪もリードもしていないワンちゃんがたくさんいます。
車やバイクがひっきりなしに通る道路の真横をワンちゃんがひとりで歩いていたりするので、見ている私はヒヤヒヤ…
けど、インドネシアではそれが当たり前なのでしょう。
ワンちゃんも慣れた様子ですし、現地の人々も全く気にする様子もないです。
ワンちゃんも人も、お互いに干渉せず、それぞれ自立して暮らしてる感じが素敵だなとも思いました^ ^
そしてワンちゃんたち、すごく可愛くて穏やかそうなのです。慣れっこだからなのか、私たち観光客が横を通ってもその場から離れず、かといって近づいてくることもなく、無関心…という感じでした。
つい「良い子だね!」と手を差し出したくなりますが、海外でそれは絶対にNG行動です!
なぜなら、狂犬病ウイルスをもっている可能性がゼロではないからです。
狂犬病が発生していない国は、現在日本を含む数カ国のみ。ほとんどの国では毎年狂犬病が発生し、年間約6万人が命を落としています。
狂犬病ウイルスを持っている可能性があるのは犬だけではありません。全ての哺乳類が感染し、ウイルスを持つ可能性があります。
感染した動物に噛まれたりして、だ液に含まれるウイルスが傷口から体内に侵入することによって感染します。
そのため、海外旅行の際にはワンちゃんも含め、噛まれる危険性のあるどんな動物にも触ることは控えたほうが良いと思います。
(万が一感染した場合は、発症するまでの数週間〜数ヶ月の間にワクチンを数回接種することで発症を防ぐことができます。発症すると死亡率はほぼ100%ですので、噛まれたあと速やかに病院へ行くことが大切です)
哺乳類の中でも、人間と密接に暮らしているワンちゃんは、やはり人に狂犬病を感染させる1番の原因となっています。
そのため、日本では、
⭐︎犬を飼育したら市町村への犬の登録
⭐︎毎年の狂犬病予防ワクチンの接種
⭐︎令和4年からは販売される犬猫へのマイクロチップ装着
が義務付けられているのです。
現在狂犬病の発生していない日本で、毎年狂犬病ワクチンを接種しているのは、今後も狂犬病を発生させないためです。
ワンちゃん、私たち人間、そしてその他の全ての動物にとって、とても意味のある大切なことです^ ^
新潟県では4〜6月が狂犬病ワクチンの注射月間となっておりますので、皆様忘れずに接種をお願いします^ ^
(しかし、病気や年齢などが原因で、ワクチン接種後の健康状態にリスクが高い子もおります。
その場合は、院長の判断の元、ワクチンを回避できる「猶予証明書」という紙の証明書を発行します。
この子に狂犬病注射を接種しても大丈夫なのかな?と不安に思う飼い主様は、お気軽にスタッフに仰ってくださいね^ ^)
インドネシアのスターバックスコーヒー。スタバマークが木で可愛いです。