先日お休みをいただいて、世界獣医がん学会に参加してきました。この大会、実は2020年に同じく東京で開催される予定でした。その際にも参加登録をしていたのですが、コロナが蔓延し、直前になり泣く泣く開催中止となっていました。
世界獣医がん学会が日本で開催されるのは今回が初めてで、しかも(当時と話が変わっていなければ)最後の世界獣医がん学会になります。各主要都市で開催していたようなのですが、開催するには、どの都市も経済的にも人員的にも負担が大きいみたいで、今大会のTOKYOが最後になると聞いていました。大学を卒業し臨床をはじめてから、腫瘍学にずっと興味がありますので、東京大会は必ず参加すると決めていました。
世界各国からたくさんの獣医師が参加していました。国際学会に参加できるのは「最初で最後」の可能性が高いですから、雰囲気を存分に味わってきました。参加証にも普段の学会と違い、国名など記載されています。
本学会のホームぺージもすべて英語記載。プログラムなどもすべて英語のため、Google翻訳をフル活用します( ノД`)日本語同時通訳がついているセッションもたくさんありましたが、他のセッションはすべて英語で、私には難しすぎました…毎回英語をもっと勉強しておけばよかったと後悔の念に苛まれます…
しかしながら、会場の雰囲気は十分に楽しめました。理解は出来ませんでしたが、諸外国の先生方が英語で熱心にディスカッションしている様子を見てとても刺激を受けました。
コロナも落ち着き、多くの学会がしばらくオンラインあるいは会場参加+オンラインのハイブリッドで開催されていましたが、今は平常に戻り、ほぼすべての私の所属学会が会場参加のみになりました。お休みをいただくことも増えるかもしれませんが、よりよい診療のために少しでも知識を吸収してきますので、よろしくお願いします。
もうすぐ4月ですね。わんちゃんの予防シーズン突入で、動物病院が最も忙しくなる時期を迎えます。新人スタッフも加わりますので、ばたばたしていることも多くなると思いますが、よろしくお願い致します。
院長